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今夜の番組チェック

BTN2
MEN

行列店           GYOU

何でたかがラーメンにそんなに並ばなくてはならないのかというのが正直な気持ち。
一杯600円ちょっとのラーメンに自分の貴重な時間を1時間も費やすほどヒマじゃない。
…と思いつつ、コソっとその列の一番後ろに身を置いてしまう悲しさ。
列の前を見れば「俺のほうが先だもんネ。偉いもんネ」という顔を向けてくるし、後ろに並
んだ人は「ジャマ者め!」という目を向けてくる。行列もまた人生の縮図か…。

確かに行列のできる店はあまりハズレはないようだ。それも当然で1時間並んだあげく、
ただ店が狭いだけであって、おまけにインスタントラーメンのほうがマシというようなもの
が出てきたら、石投げて火つけて二度と来るものかと思ってしまう。
いつも行列のできるような店はやはりそれなりのレベルを保っているということなのだろう。

並ぶほうにしても、さほどそれを苦には思ってないようだ。むしろ「たかがラーメンに私はこ
れほどのこだわりを持っている、エヘン!」という面持ちで満足そうでもある。

しかしあえて行列店に箴言を言わせてもらえば、「行列の出来ることが自分の店のステー
タス」だと思っていたらそれは大きな間違いなのではないか。
もし仮に意図的に行列を作り出しているようなことをしていれば、一時的にははやっても
早晩消えてなくなる運命をたどる。
そうではない場合でも、「並んでも食べてくれるファンがいるのだから」とか「ラーメンが
うまいから結果として人が集まり行列ができてしまう」というような考えに安住している
と、すぐに新興の店に行列ごと持っていかれてしまいますよ。人間はやはり新らしもの
好きで、浮気症なものだから。
そうでなくても、最近は7−11で売っているカップ麺のようにかなり本格的に有名店の味
を出しているものもある。
いかにお客を並ばせることなく気持ち良く食べてもらえるかを、もっと真剣に工夫すべき
だと思う。店の広さとか人手を増やすとか、あるいは簡単な予約制にして時間指定で来
店してもらうとか…。

繁盛店が将来も繁盛店で有り続けるためには、「食べさせてやる」的な発想ではなく、
「食べてもらう」的な考えで、お客の立場にたって、工夫・努力、そして投資もしなくては
ならないのではないだろうか。

行列店でせかされるように食べるラーメンは、本来の味をちょっとだけそこねてしまうよ
うに感じるのは私だけでしょうか…?


  店名 おおよその行列待時間
  大勝軒 1時間
  屯ちん 20分
 光麺 20分
   ばんから 10分
    麺屋ごとう 1時間
    ラーメン二郎 10分
NEW!えるびす とりあえず5分













大勝軒


TAISYO
やはりこの店から始めるしかない。池袋のラーメン屋のなかの代表格。池袋に限らず東京のラーメン屋の
ランキングのなかでも必ず上位にランクされる店。そのせいかかなりの行列、多い時は40人ほどが並び
1時間以上の待ち時間になるそうな。日曜日には店から溢れた人が外の縁台ばかりでなく、自分の車に
持ち込んで食べる姿をよく見かける。
そんな行列におののき、自宅から10分ほどの距離にもかかわらず、前を通りすぎるだけで、なかなか行
列に加わることがなかった。ある時、雨模様の平日、用足しの途中店の前を通りかかった。すると、いつも
の行列もなく店の前に2、3人が待っているだけであった。何と珍しい、この日を逃したら今後二度と食べる
ことはないのではないかと思い、そそくさとその小人数の行列に加わった。

待つこと5分ほど(ラッキー!)。店は狭い。カウンターとテーブル席に隙間もなく人が押し込まれているが、
それでも14、5人位だろう。メニューは盛りそば(つけ麺)と中華そば。それぞれ普通、中盛り、大盛り
ある。盛りそばが人気なようだが、とりあえず無難にラーメンの「普通」を頼む。しかし食べている人の多く
はどうも「大盛り」を頼んでいるようで、ラーメン鉢からこぼれそうなほどの麺の量と必死に闘っている。麺
の量が多いとは聞いていたが、さすがに「大盛り」というだけあって、通常のラーメンの量の2.5倍はあり
そうだ。とてもそんな量は食べれるものでもなく、「普通」にしといてよかったなと思っていた。
が、「はい、お待ち」と私の前にどんと置かれたラーメンを見て「ムッムッ!」と絶句。なんと廻りの人と同じ
くらいの麺がラーメン鉢に溢れている。これは確かに「普通」か?ということは「大盛り」 ってどれくらいの
量なのか?想像もつかない。
う〜ん…。

スープはごく基本の醤油味。麺は確か自家製麺だったと思うが、その量の多さ以外のことではあまり特徴
があるとも言えないように思う。????????
どうして、東京のラーメン屋のランキングの常連の上位なのか?どうして1時間近くも並んで食べようという
のか?なに故超人気店なんだろうか?私の舌はおかしいのだろうか?私は本当のラーメンの味がわから
ないのだろうか?
確かに私の会社の社員食堂のラーメンに比べたらうまいかもしれない。ロードサイドの「ラーメン○○」云々
とかの店よりはうまいのは確かだ。
だけど私はこれよりうまいと思うラーメン店を何店も知っている。それもこの池袋で…。
やはり中華そばではなく、もりそばのほうがよかったのだろうか?どうも客の注文の半分以上はもりそばの
ようである。

横で食していた学生風の男は、どうやら無謀にも「大盛り」をオーダーし
たようで、普通ならば一人前分としてそのまま出てきそうなくらいの量の麺を残し、『オイラ負けちまった』
いう雰囲気でそそくさと店を出て行った。
私は負けてなるものかと一応は麺を全部たいらげたが、さすがに「スープ飲み干す」ことは出来ずに、妙に
ふくれた腹と、ちょっとしぼんだ気持ちを抱え店を後にしたのであった。


評点 (20点満点中)

スープ その他
8点 7点 −1点 14点
(量の多さ分を加味)        (1時間は並べない!)       

[場所]

地下鉄有楽町線「東池袋」駅からサンシャイン60を目指して歩き、途中の公園の前を右に曲がると人が大勢
並んでいますので、それが目印になります。この近辺ではそれだけ人が並ぶのはパチンコ屋の新装オープン
前かこの大勝軒しかありません。人が並んでいないような時間帯に行くと絶対に見逃してしまうような店ですの
で、初めて行く時は並ぶピーク(正午から2時頃まで)に合わせて行ったほうが良いと思われます。但し、何分
並ぶかはわかりません。

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屯ちん


行列店でも、結構気を使った配慮をしてくれるのはありがたい。
ここは並んでいる途中で注文が聞かれ、客が席につくタイミングでラーメンを仕上げて出してくれるので、席に
ついてからは待つことがない。
「麺やや硬め、中盛り、○○のせ」とか、他の客の多くがそういう注文を出している。ここの店は自分の好みに
合わせて麺のゆで加減等を調整できるようである。
私は事情通ではないので、とりあえず普通のラーメンを注文した。
厨房がカウンターの前にオープンになっているので、作っている様子がうかがえる。みんなテキパキ動いてい
て気持ちいい。店主らしき人もあまり偉ぶった様子もなく感じが良い。
麺はやや太目でコシがある。スープがおいしい。好みから言うとこのスープで、平打ち麺だったら良かったの
にと思った。


評点 (20点満点中)

  麺     スープ  その他
  6点   8点  +2点 16点
    (店の雰囲気に)  


[場所]

池袋の南口を出て南池袋公園を目指します。途中ちょっと広めの道にでたら、牛丼吉野家があるかどうか見
渡し、見つかったらその横の道を入るとあります。
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光麺


最近のラーメン屋さんにはよく若い女の子の店員さんがいる。若い娘がチャラチャラせず、ガテンな感じで働いて
いるのはいいものだ。こんな風に言うとまるで「おじさん」だが、金髪・厚化粧の氾濫には、もういささかうんざりだ。

入り口から奥に細長い店には、何人かのそういった店員さんが働いていた。店の教育がちゃんとしているのか身
なりも清潔そうで感じがよい。
ただ食べているすぐ後ろに他の客がずらっと行列していて、なんだか急かされているようで、食べてるほうとしては、
あまり落ち着かない。
「熟成光麺全部のせ」とかいう、いかにもうまそうなメニューにちょっと心ひかれたが、まずは基本の「光麺」を注文。
正直書くと、あまり味の印象がない。はやりなのか各種の具がオーダーでトッピングでき、それが売りなのかもし
れないが、スープ・麺自体はなぜか後をひくうまさに欠ける。
けっこうこのごろランクアップしている店らしいが今ひとつインパクトがないなあ…。


評点 (20点満点中)

  麺    スープ  その他
  6点     6点   ±0点 12点
    (若い女の子の店員さんに+1点、
落ち着かない行列待ちに−1点)
 


[場所]

池袋西武前の道路(明治通り)を目白方向に行くとすぐ右手にある(ほとんど西武の横)。

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ばんから


名前からすると、硬派の主人が気難しかげにやっていそうな店みたいだが、実際は店員さんも若い人が多く、かなり
気楽に入れる店。
この近辺は多くの行列店がひしめき合っているところだが、この店もだんだん並ぶ人の数が増えてきたようである。

あまり期待してはいなかったのだが、けっこううまい。とんこつしょう油味、豚の背脂トロッの「ばんからラーメン」
は麺とのバランスも良くてグッ!
ほかに「とんこつラーメン」も麺が博多ラーメンのような食感でなかなかおいしい。


評点 (20点満点中)

  麺    スープ   その他    計  
  7点     7点     ±0点     14点  
       


[場所]

池袋西武前の道路(明治通り)を目白方向に行き、光麺を通り過ぎたらすぐ右に曲がる。
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麺屋ごとう

GOTOU
東京に大雪が降った。道路の通行止や電車の運休のニュースが朝からテレビで流れていた。
こんな日はみんな外には出かけず、家でじっとしているものだ。
ということで、いつもは延々と長く行列が続く「麺屋ごとう」もきっと並ぶ人も少なく、初チャレン
ジとしては絶好の時と考え、降りしきる雪の中出かけた。

この店、開店は11時である。店の前に着いたのが11時ちょうど。まばらな人影を予想していたのが
見事にはずれた。店の前にはすでに20人ほどの行列ができていた。開店待ちの人達ではない。店
の中はすでに満席で、店の中にも待っている人がいた。
「すいていると思ってきたんだけどなぁ」と誰かが話している。思うことはみんな同じか…。

それでもおそらく普段の半分くらいの待ち時間なのだろう。20分ほどで席につくことができた。
カウンター席だけで14、5席、真中に調理場が広くとってある。
大勝軒で修行した後藤兄弟がやっているという前知識で、きっとあぶらぎった中年のおじさんが
コワモテでやっているのかと先入観(実際本家の大勝軒はそんな感じ…)をもっていたが、調理
場には真面目そうな青年が2人と物静かなおばさんがモクモクと動いている。

基本のメニューは「ラーメン」と「もりそば(つけ麺)」。食べている人を見るとだいたい半々くらいで
ラーメンともりそばに分かれている。「もりチャーシュー」を注文する。
となりの女性が食べていた「具たくさんラーメン」を見ると、多目の麺にチャーシュー・煮卵など盛り
たくさんの具がのせられている。かなりうまそうである。ちょっと自分の注文を後悔してしまう。
もりそばには、茹でた麺を水にさらし引き締めたものと、さらにそれをお湯で温めた「あつもり」がある。
こんな雪の日にはやはりみんな「あつもり」だ。ちなみに私の注文は普通のもりそば(麺は冷たい)。

5分ほどで、「もりチャーシュー」が上がった。どんぶりの麺とつけ麺用スープ。スープには厚切りの
チャーシューが5枚ほどのせられている。
やはり「あつもり」が良かったかなとさらに後悔しつつ、水で引き締めたラーメンをスープにひたし食
べる。中太の麺がツルツルと喉ごしよく入っていく。普通のチャーシューの2〜3枚分はあるかもしれ
ないチューシューも柔らかくスパイスが効いてうまい。厚切り5枚のチャーシューはかなりの食べで
がある。煮卵もよい。それから、これはちょっとおどろいたことなのだが、何気にのせられていた1枚
の海苔がとても良い。海苔の風味が濃く、単なる付け足しに止まらず、きちんと海苔を主張している。
この店、ひとつひとつの材料にかなりこだわりを持ち、厳選しているように思う。
しかしなんと言ってもこの店のポイントは麺であろう。修行した大勝軒の味わいをそのままに、キチン
と真面目に製麺してある。(個人的に言えば本家よりいいと思う)
この麺を味わうには、やはり「もりそば」がいいと思う。個人的教訓としては、冬はやはり「あつもり」に
したほうが良い。冷たい麺も夏であればさらにうまいのだろうが、雪の日にはちょっと寒かった。

店を出ると、大雪の中、店の前に30人ほどの行列ができていた。何でたかがラーメンにそんな苦労を
かけるのか…。でもたかがラーメンを精一杯心を込めてキチンと作り上げるその姿勢・こだわりを味わ
おうとみんな集まってくるのかもしれない。作る人も並ぶ人もみんな「ご苦労さま!」



評点 (20点満点中)

  麺    スープ   その他    計  
  9点   7点   +2点  18点
    (海苔とチャーシューに+1点、
キチンとまじめな仕事に+1点)
 


[場所]

新線有楽町線池袋のC3出口を出て立教大学方向へ行く。立教大学の手前、左側のビルの半地下。
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ラーメン二郎  池袋店

「二郎」が池袋にもできた。有名な三田の「ラーメン二郎」からのノレン分けらしい。
私は今まで三田の「二郎」もその他の「二郎」も行ったことはない。「二郎」初体験である。
何かと、こういう人気店には注文の仕方や行列の並び方にまで、暗黙のルールのようなものがあり、
それを判っていないと、店の人から白い目で見られそうで、初見の店には結構気を使う。
以前、結構人気のある立食いのラーメン店に行った時、店内に順番待ちの客が大勢いたのだが、
行列があるでもなく、ただと雑然とバラバラと立っているだけで、一体自分はどこの位置に行けば
人の順番を損なうことなく、はたまた自分の順番を確かなものとして待つことができるのか見当が
つかずに困ったことがあった。。店の人間もウロウロする自分に声をかけてくれるでもなく、結局
食べることをあきらめて店を出たことがあった。(小心者の自分が情けない)

おそらくこの「二郎」にもそんな暗黙の掟があるに違いないと思いつつ、多少緊張して店に入った
が夜の部がスタートしたばかりの時間に入ったせいか行列もなく、注文の仕方に悩むことなくただ
食券を買えばいいようなので、ちょっと安心した。
開店してまだ間もない店は小ギレイである。カウンター席だけ12〜3席のこじんまりした店だ。
メニューに豚入りとか豚ダブルとか書かれてあるがこれは何?こういうことが悩むのである。
普通のラーメンを食べれば別に悩むこともないのだが、きっとこれは店のお勧めメニューで
大半の客は当然のように「豚入り」とか「豚ダブル」とか頼んで、ただのラーメンなんか頼んだ
りしたら「お客さんシロウトだね」といった顔で店の人から見られるに違いないと思ってしまう。
結局「豚入りラーメン」の食券を買った。
待っている間、店の中を眺める。壁に定期券や名刺がたくさん張ってある。これも何かのお約束で
「二郎友の会」みたいのがあって「来たぞ」という証に残していくのだろう。
壁には他にも張り紙がある。「トッピングサービス、野菜、背脂、ニンニク、云々」
きっと食券を渡す時に「野菜トッピングしといてんか」とでも言えば「あいよ」とばかりに、野菜
のトッピングサービスを受けられたに違いない。ルールを知らないということは損も多い。
「まぁ、いいか」

そうこうしているカウンターの中にいた店のおじさんが順番に客に何か聞いている。内容はよく聞
こえないのだが、聞かれた客は即座に何か答えている。
(一体何を聞かれるのだろう?答えられなかったらラーメン出してもらえないのだろうか?)と
内心アセル。ちょっと怖そうなそのおじさんは私のところにもやってきた。
「お客さんパスワードは?」なんて聞かれても答えようがないよ…。

おじさんは私にむかって「トッピングどうします?」と聞いてきた。
なぁ〜んだ、そういうことか。そういうこととわかってしまえば私も常連。常連のような顔をして
平然と答えた。「野菜にしといてんか」

運ばれてきたラーメンはかなりのボリューム。トッピングされた野菜(といっても大半はモヤシ)
が山盛りになっている。はたして「豚」の正体は…?チャーシューでした。それもかなり厚切り
のものが沢山。おおよそそんなところだろうと見当はつけていたが、やはりラーメンに入るべき
「豚」はチャーシューしかないか。ちなみに客の大半はただのラーメンを注文しているようで、
豚入りラーメンを注文したのは私だけのようだ。
極太のちょっと硬めのメン。コッテリとしたとんこつスープ。それに厚切りのチャーシューとで、
かなり食べ応えのするラーメンだ。私にはちょっと荷が重い。普通のラーメンにしときゃよかった…。

最初店に入った時は行列はなかったが、食べ終えるころには何人かの行列ができていた。やはり
人気はそれなりに高いのかもしれない。

行列の仕方がどうの、注文のしかたがどうのと、常連さんはあれこれ言いたがるけれど、お店を
やっている人たちは、あまりそんなことにはこだわってはいないようだ。そんなことに神経を使
わずに、普通に注文して、素直に食べればいいんだと改めて思った。



評点 (20点満点中)

  麺    スープ   その他    計  
  6点   7点   +1点  14点
    (野菜のトッピング
 サービスに+1点)
 


[場所]

池袋東口の駅前大通りを護国寺方面へ。三井住友銀行と東京三菱銀行の間のパーク通りを入ってすぐ右手
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えるびす

店の前には若い娘(せいぜい中学生か高校生くらいか)が2人ベンチに座って順番待ちをしていた。
小さな窓から中を覗くと満席ではあるが、店内で順番待ちをしている姿は見えない。
そんなに待たなくても食べられそうだと思い、その2人の横に並ぶことにした。
寒い日で、夜には雪になるかもしれないと天気予報で言っていた。

久し振りに、池袋のラーメン店を探訪することを思い立ち、Webの情報サイト「とらさん」で出
かける店を探していた。
以前から「えるびす」という店名が気になっていた。中華風でもなく和風でもなく全くの洋風でも
ない。プレスリーなのか?乳酸菌飲料なのか?それとももっと違う意味があるのだろうか?
ラーメン店に限らず、飲食店の名前はその店の雰囲気を印象付けるうえで重要な要素ではないかと
思う。「来々軒」というよりも「麺房 来々」としたほうが、なんとなくこだわりがありそうで
うまそうな印象を与える。
あえて「○○軒」とレトロな雰囲気の印象を与えるのも手かもしれないが、実際に行った店が
まさにレトロだったり(というより古びて汚かったり)すると、気が引けて入る意欲が湧かなくな
ってしまう。おや?と感じさせるようなネーミングは、それだけで1ポイントアップになる。
で、結局「えるびす」という名の由来は、浄水器「えるびすナントカ」を使用しているからと「とら
さん」には書いてあった。なぁ〜んだという感じ…。

5分ほどすると、食べ終えた客が1人出てきた。若い娘たちは中を覗いて、2人並んで席がとれない
のを見ると、私に「お先にどうぞ」と言ってきた。若いわりにはなかなか感心、感心…。
「ありがと」と言って図々しく先に店内に。

小さな店である。厨房を囲むようにカウンター席が12〜3席。厨房のスペースのほうが広くとって
あって、客席はかなり手狭な感じがする。でも、ラーメンを仕上げていくところが全部見えて、店
の人間の手際を目の前で確認できる。こういう店の造りは、店の人間と客との間に微妙な緊張感が
生まれるので、けっこうイイと思う。
先に自動販売機で食券を買う。「中盛り0円」というボタンがあった。ラーメンの中盛りはサービス
なのかと思い、塩ラーメン700円の食券を買い席につく。
注文を確認しにきた店員に「中盛りで」と言うと、店員さんは少しムッとした表情で「今度からは自
動販売機で先に中盛り用の食券を出してください!」と責めるように言ってきた。
横の客のカウンターの前には、なるほど「中盛り」の食券が置いてある。
『そうか!食券を買う時に一緒にその食券を出しておくのか。今度からはそうしなければ…』と思い
つつ、でも今度という時はないかも…。

注文の塩ラーメンは、意外なものだった。透明なスープの塩味を想像していたのだが、出されたそれ
は博多ラーメンのように白濁し、味もいわゆる塩ラーメンのものとは違っていた。「あさりの味噌汁」
がすぐに思いついた。魚介類のダシをベースに、とんこつスープに合わせてあるようだが、けっこう
複雑な味がする。なかなかイイ。
麺は細麺。多少堅めのゆで加減でしっかりとした食感。スープにもよく合っている。チャーシューは
トロトロに柔らかいのだが、薄過ぎて食べている間にボロボロに跡形がなくなってしまう。もう少し
厚切りにしてほしいなぁ。

ふと店内を見ると、あらためて若い娘の客が多いのに気がついた。半分以上はそうである。
普通ラーメン店というと、学生風の若い男や中年のおじさんが目立つものだが、最近は若い娘の間
でもラーメングルメがはやっているのだろうか?それにしてもOLだったらまだ理解できるが、中学・
高校生くらいの娘がラーメン店通いというのは、あまりピンとこない。
厨房の中を見る。…???…☆☆☆…!!!。なるほど、そういうことか!っと気がついた。厨房の
なかのラーメン店スタッフはみな若い。黒を基調にしたユニフォーム。クールな表情で、手際よく動く
ガテンな男達。カッコいい。若い娘たちは、ラーメンの味へのこだわりよりも、それを作りだす男達へ
のこだわりをもって店に集まってくるのか?
フードファイターとマスコミがもてはやす若い男たちをアイドル視する娘たちは、ラーメン店に夢を
託す若者たちをもまた自分達のアイドルの範疇のなかに取り込もうとしているのか。
別に悪いことでも、批判されることでもない。むしろ浮ついた軽薄な芸能アイドルよりも、地に足を
つけて働く若者に憧れる気持ちは健全だ。
しかし、今まではあまり若い娘とは縁のなかった場所に、そうした娘たちが増えてくることに、ある
意味おじさんたちは少し居心地の悪さを覚えてしまうことに、多少複雑な気持ちがしないでもない。
このスープの味のように。



評点 (20点満点中)

  麺    スープ   その他    計  
  7点   8点   ±0点  15点
    (いろいろ考え
 させられる)
 


[場所]

池袋西口、芸術劇場前の大通りを渡り、左へ。2つめの道を右に折れて少し歩くと右手にある。

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